以下の表は炭酸調理器キリツボシリーズの仕様となります。この商品は、KIST01です。
（いきなりですが、加熱は厳禁でお願いします。）
多くの人がチャレンジしてないであろう炭酸料理。
炭酸ミカン、炭酸みそ、炭酸マグロ、炭酸キノコ、炭酸ヨーグルト、炭酸レタス？
未知の領域の料理の製作を手助けできるツール。
それが「炭酸調理器キリツボ」。
食材の炭酸化はどうやるの？
食材(トマトなど)を炭酸化させる仕組みは、炭酸水を作る仕組みと似ております。
水分(水)を炭酸ガスに接触させるのが、炭酸化の基本となります。
しかし、炭酸水と炭酸食材の製造の難度は異なります。
炭酸水の場合は、撹拌操作によって、水と炭酸ガスをまんべんなく接触させることができ、製造時間は1分以内です。
それに対し、食材(固体のもの)は、撹拌ができないため、芯に近い部分は容易には炭酸ガスと接触できません。
そのため、炭酸ガスの環境に、数時間をかけて置く必要があります。
それをできるのが、この調理器となります。
炭酸調理器って？
炭酸調理器は、ステンレス鋼製の容器です。
一般的な容器(ペットボトルなど)と同様に、フタを閉めることにより外部と密封の環境を作ります。
ただし上記と異なるのは、口のサイズが大きい(大口径)ことと、数気圧の内部圧力下でも使用できることです。
「この商品KIST01」においては、直径9.8センチの食品投入口があります。
これは、ミカンやトマトがまるごと入るサイズとなります。
使用圧力は、6気圧となっております。
密封能力も高く、数時間置いておいても圧力値低下はほとんどありません。
（ただし、炭酸ガスが食材に溶け込むことによって起こる圧力低下はあります。）
炭酸料理は、食材の味の変化(酸味または苦み)はあるのもの、おいしくなる保障は一切ありません。
試行錯誤し、味の可能性を発見していただけることを願っています。
肉などの食材が柔らかくなるといったデータ(数字)もございません。
フタは数キログラムと重たいので、もち上げることが可能かご確認ください。
器具の使用方法は？
食材投入→密封→炭酸ガスの圧入→数時間の静置→排ガス→食材取り出しが基本です。
以下の動画は試作器による炭酸食材製造の一例です。
動画では、商品付属の炭酸ガスジェネレータを用いております。
炭酸ガスジェネレーターでは、45℃ぐらいのぬるま湯を150ml、重曹を45cc(スプーン1杯半)、クエン酸を45cc入れています。
重曹とクエン酸の量は、炭酸ガスの発生量に応じて、増減させます。
目安ですが、30cc(スプーン1杯)で炭酸ガス2Lほどの発生となります。45�佞任�3Lほどです。
1リットルタイプの商品では、食材の投入量によりますが、30��~45�佞蚤�ります。
食材が容器の半分を埋めている場合、炭酸ガスが入り込める空間は0.5Lです。6気圧(0.6MPa)まで上げることを考えると、0.5L×6気圧で3Lが必要となる計算です。
0.7MPaまで上げると、安全弁が働き、容器内のガスが放出されます。大きな音ができることがあります。ご注意ください。
安全性について
圧力を加える容器なので、安全性について不安に思われる方が多いと存じます。
危惧されている通りで、口径(または容積)の大きいの容器は、もともとは危険なものとなります。
特に、加圧時における、フタや円筒の底の離脱が、甚大な被害を招く恐れがあります。
上記の表が述べるとおり、安全に対してはオーバースペックな設計となっております。
容器においては、通常の安全率が３なのに対し、この商品は５です。
また、納品前の試験で、通常使用気圧の3倍(2MPa)の圧力で安全確認もいたします。
安全弁は腐食に強いステンレス鋼製のものを2つ付けます。うっかりと炭酸ガスを入れすぎてしまっても大丈夫です。
また、減圧しないうちにナットを回してしまったとしても、フタの離脱が起きないように設計されています。
どうか、怖がらないで使っていただければ幸いです。
安全設計ですが、危険行為は×
危険行為については、安全が保障されません。
例えば、短時間で大量のガスを発生するもの(爆発物、可燃物と酸化剤の組み合わせ、大量のドライアイス等)の投入。
容器を加熱し、蒸気を発生させる行為。容器を腐食させる薬物の投入。
ボルトを損傷させ、フタの固定力を低下させる行為などです。
加熱(水を沸点以上にする)については、あまく考えられている方がいらっしゃるとおもいます。とても危険です。
以下、数字は正確ではないのですが、怖いものと思っていただければ幸いです。
お鍋(排気口数百cm2)ややかん(排気口百cm2)の加熱と同じに考えてはなりません。
この製品は完全に密封されています。安全弁の排気口の面積はたったの0.1cm2しかありません。コンロ強火にかけた場合、一秒間に10L(10,000cm3)以上の蒸気が出ます。
7気圧(0.7MPa)の時点で安全弁は作動し始めますが、排気能力が追いつきません。そのため減圧がほとんどされず、昇圧し続けます。(１０Lサイズの容器の場合、1秒間に1気圧上昇となります。1Lサイズならさらに早くなります。)
あっという間に、昇圧して、耐圧の限界値に達します。最終的に器具の一部に亀裂が入り、250℃近い水、水蒸気が飛び散ります。10m離れていても被害はまぬかれないでしょう。
ものすごく怖い話だと感じていただければ幸いです。加熱は絶対におやめください。
サポート関連について
「商品を購入して、大変残念であった」ということは、ないように努めたく存じております。
特にこの調理器は、たいへん高価なものでございます。
そのため、「売りました、はい終わり！」ではなく、
長い期間にわたり責任をもってサポートをし続けられたらと思っております。
（長く使用していると保圧性能は落ちる傾向があります）
お客様と長く付き合わせていただきます。
サポートは下記の通りとなります。
未知の領域である炭酸調理のため、使ってみて「こんなはずでは！」ということも、あり得るかもしれません。そんな方に、ちょっとした救済処置として、一部返金ルールを設けました。お気に召さない場合、3か月も使用されないと存じますが、上記の期間としました。全額でないところはご了承ください。
「ショップ表示の商品(2019/2月時点)」と納品物の相違の可能性ついて
商品は、受注生産とさせていただいております。
現在示させていただいておりますのは、３Dデザイン図のみでございます。
（動画、および商品画像のものは試作段階のものであり、納品物とは異なります。）
予めご了承いただきたいこととして、納品とデザインの間に多少の相違がありうることです。
相違がないことと、ありうる事については下表のとおりとなります。
容器に用いる材質や性能は、説明させていただいている通りとなりますが、デザインが多少変わる可能性があります。
「加熱厳禁」のシールを張らせていただくことがあります。
納品について
この商品は、ご注文をいただいた時点では完成品がありません。
ご注文をいただいた後、製作開始となります。そのため、納期は40日ほどとなります。ご了承ください。
キャンセルについて
キャンセルは、ご注文から、当日中であれば受けます。料金はいただきません。
それ以降の場合、5日以内の場合、キャンセル料金として注文金額の5パーセントいただきます。
5日目以降はキャンセル料金を10パーセントいただきます。
料金をいただく理由は、材料の手配や工場のスケジュールに影響が出るためです。ご了承願います。
料金の割引について
代金を銀行振込で前払いをしていただける場合は5％の割引をさせていただきます。
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